商品番号:1557855
【 仕入れ担当 田渕より 】
民藝の精神と現代の色彩感覚を融合させ、
独自の世界観を紬に表現する染織作家・秋山眞和氏。
草木の命を染め、絣の配置に意志を宿し、織りの中に確かな美を築くひと品。
京都の織物専門問屋、室町の加納別誂の逸品を仕入れて参りました。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
浮かぶ節糸が味わいを深める、柔らかな紬地。
こっくりとした黄土を基調として、井桁の絣模様が織りなされました。
青×赤の補色関係が視覚的インパクトを持ちつつも、
どこか温かく懐かしい印象を与えるのは、手仕事と草木染のやわらかさゆえ。
着るほどに身体に馴染み、季節や帯によってさまざまな表情を見せてくれます。
【 秋山眞和について 】
伝統工芸士
綾町指定無形文化財保持者
綾の手紬染織工房創設者
国の卓越した技能者『現代の名工』指定
黄綬褒章受章
沖縄で染織をはじめた父、故・秋山常磐の
染織技術を受け継ぎ、日本の原産種の蚕
「小石丸」の養蚕から、藍染めや貝紫染め等の
天然染色、琉球由来の絣や花織を用いた
織物づくりを一貫して手仕事で行う。
その功績は国内外で認められ、国による
「現代の名工」指定、黄綬褒章受賞、
綾町指定重要無形文化財指定、ヨーロッパ、
アフリカ等海外へ招致を受けた。
【 略歴 】
1941年 沖縄県那覇市に生まれる
1966年 宮崎県綾町にて“綾の手紬染色工房”創業
1967年 「第2回西武工房展」朝日新聞社金賞受賞
1968年 「日本伝統工芸展」入選
1972年 社団法人日本工芸会正会員認定
1973年 昭和天皇・皇后陛下に御前実演
1982年 日本産の貝による実演貝紫染色に初成功
1984年 宮崎県伝統工芸士第一次指定
1990年 第37回日本伝統工芸展入選作「万華鏡」文化庁買い上げとなる
1991年 小石丸蚕に製織完成
1995年 第42回日本伝統工芸展入選作「陽炎」文化庁買い上げとなる
平成7年度卓越した技術者(現代の名工)指定表彰
1996年 赤坂御苑における秋の園遊会に招待される
1997年 沖縄県立芸術大学より招請され美術工芸学部教授就任
1998年 紀子様に小石丸糸、貝紫染インテリア作品献上
2000年 太平洋・島サミット会議出席17カ国元首夫人綾の手紬染織工房訪問
2002年 綾町功労者として表彰
2004年 天皇陛下が綾町を御訪問の際、お着物御説明
2005年 宮崎県文化賞受賞
2006年 黄綬褒章受章
絹100%
長さ約12.5m 内巾36cm (最長裄丈約68cmまで 最長袖巾肩巾34cmまで)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、ご旅行など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)