商品番号:1549848
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
気品と落ち着きを同時に纏う…
観世流の能装束を手がける、京都西陣「錦松」より
帽額(もこう)の織技法を用いた逸品を仕入れて参りました。
帽額とは御簾の上方、
上長押又の上部の外側に幕のように張った帛(にしき)。
御所御用品の内でも御大礼の紫宸殿南面上長押に掛ける帽額は、
厳格な有職礼法にのっとり材質、織技、文様すべてに吟味されることは云うまでもありません。
神官装束の正流を汲む歴史を織り続けてきた錦松だからこそ、
生まれた一条。
御所御用の最高技を継承し独特の風合い極上とする、
正統の御技と誇りをもって明日に伝えるべく代最高峰の名に相応しい気品と風格を心をこめて織りあげられました。
お楽しみいただければ、この上なき幸いに存じます。
【 お色柄 】
薄手でさらりとした質感の帯地はオフホワイト。
軽やかな風合いの帯地に、ふうわりとした緯糸使いで
鳥襷模様が織りだされました。
あえて彩りは配さず、潔く…
金糸は控えめに織り込まれ、全体に上品な輝きを与えています。
柄のひとつひとつが繊細に織られており、近づけばより一層その職人技の緻密さが際立ちます。
訪問着、付下げ、色無地などのお着物とのコーディネートで
この帯の放つ吉祥性、存在感をご堪能ください。
【 錦松織物について 】
初代から数えて130年以上…。
宮内で使用される有職織物から始まり、能装束、そして帯の世界へ。
四代目・中島康雄氏も現在は、
能装束だけでなく様々な製品作りに積極的に取り組まれておられます。
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初代中島鶴吉が明治15年(1882年)神官装束織物を京都西陣で創業。
その後、東京青山御所内織場で、宮内で使用される有職織物に5年間従事する。
明治40年、二代目松之助に引継ぎ、
神官装束の技術を生かし能装束の制作も始める。
大正4年(1915年)大典記念京都博覧会へ「紋入能袴地」出品、銀賞、
大正8年(1919年)全国染織工業博覧会へ「能衣裳」出品、銀賞の栄誉に輝く。
以後能装束の制作に力を注ぐ一方、
能装束の技法を帯地に生かして、帯地の世界に進出する。
その後、戦争という大きな社会変化の中、三代目卯一郎に家業を引き継ぎ、
三代目卯一郎の一層の努力研鑽により現在の錦松の礎を築いた。
昭和20年以後、創作している袋帯はその商品価値高く、
現在でも流行に左右されることなく、
きものを愛する方々に、ご好評を得ております。
創業125年の節目を迎え初代の志を守り、
“錦松の織”として幅広いジャンルに挑戦して参る所存でございます。
※HPより抜粋
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 4~5月頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせるお着物 訪問着、付下げ、色無地