商品番号:1532304
【 仕入れ担当 中村より 】
なんとも風雅で洗練された意匠。
特選の本格手描き京友禅付下げをご紹介いたします。
ぜひお手元で美しい友禅をご堪能いただきたく存じます。
この仕上がり、きっと染めものに詳しいお方なら、
その良きものの価値をお分かり頂けることと思います。
京の最高の染め技術が終結された逸品とっても過言ではないでしょう。
訪問着ではなく、あえて付下げを選ぶ方へ。
自信をもってお届けさせていただきます。
今回は元禄年間から300年以上続く大文字屋庄兵衛の袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
モダンな色彩センスあふれるセットを
お値打ち価格でお届けさせていただきますので
この機会をどうぞお見逃しのないようお願いいたします。
【 お色柄 】
[着物]
どなたがご覧になられてもひと目でよきものと分かる、生地そのものの風格。
やわらかく溶け込む絹。
とろりと水を含んだかのような、しなやかさと光沢を備えた絹地。
この生地を白藤色を基調にして、
爽やかな若緑色で暈し染め上げて。
お柄には色鮮やかな四季花の丸の意匠を描き出して。
筆舌に尽くしがたい繊細さでございます。
この構図と彩りにこそ、染匠のこだわりが感じられる抜群の仕上がりです。
染匠のセンス、独特の構図を活かし手加工による丁寧なものづくり。
どれを見てもその素晴らしい仕上がりには、思わず言葉を失います。
細部に渡り、まるで見惚れてしまうほどの美しさを備えた一枚です。
[帯]
『羽の様な軽やかさ』
と言われるようにその面持ちからは想像できないほどの軽くしなやかな帯地。
その高級感溢れる銀色の帯地には
箔糸によるさざ波と銘打たれた創作意匠。
気品をはらんだ落ち着きの感じられる仕上がりです。
いざお太鼓を作り上げたときのなんともいえない表情は、
まさに“工芸帯”といった雰囲気を如実に感じさせてくれます。
西陣の多くが裏地を外注する中、
しっかりと裏地も織り上げる、
上質なお品を追求するに当たり決して手を抜かないその心持ち。
【 大庄弥さかについて 】
当代で10代目となる【大庄】さんの帯は京都問屋のあいだでも
ごく限られた先にしか流通せず、そのお値段もかなりのもの。
数多ある西陣機のなかでも、
知る人ぞ知る老舗名門機、大文字屋庄兵衛。
繊細な織りの技と、高い意匠力、その原点は…
徳田義三氏より受け継がれる図案と思想、
そして現代に通じる一条の帯を創作していらっしゃいます。
【 染匠について 】
昔ながらの手染めにこだわり、よき友禅の加工、ハイセンスな
デザインの専門店向けの逸品ばかりを創作されている、
京の工芸染匠のお品でございます。
丁寧な仕事、構図の美しさ、色彩感覚。
匠の洗練されたセンス、確かな技術がダイレクトに伝わって参ります。
染元のお名前は伏せさせて頂いております。
お気になられる方はお気軽にメール・お電話でお問い合わせ下さいませ。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
[着物]
絹100%
たち切り身丈195cm 内巾37cm(裄丈70cmまで)
[帯]
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.35m (お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.448 大庄弥さか謹製
六通柄
耳の縫製:かがり縫い
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ~40代
◆着用シーン 式典、パーティー、ご挨拶、音楽鑑賞、観劇など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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