【大蔵ざらえセール】【龍村平蔵製】 工芸手織袋帯 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「支倉はかま」 経糸と緯糸で描く織の美 珍しいデザイン!

商品番号:1512572

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平日・土日祝 10〜18時



【 仕入れ担当 岡田より 】

力強く、古典を踏襲しながらもどこか新しい。
西陣の帯の中でも、名高き【 龍村平蔵 】製の
珍しいデザインの特選本袋帯のご紹介です。

裏表継ぎ目のない本袋で織り上げられており、
界切線ひとつをとっても凝ったお品で
裏太鼓とよばれる、お太鼓の裏にあたる箇所
(二重太鼓をお締めいただいた際にかくれる部分)にも
お柄がつけられた贅沢な仕上がりのお品。

訪問着、付下、紋付き色無地、江戸小紋などの
お着物とのコーディネートで迫力ある帯姿を
お楽しみいただけることでしょう。


【 お色柄 】
ギュッと密でしっかりとした重さのある
濃い朽葉色の帯地に、仙台藩主伊達政宗の命を受け
慶長遣欧使節としてヨーロッパに渡航した支倉常長が
ローマ教皇パウロ5世に謁見するため、ローマに
入市した際に着用していた袴のお柄をモチーフにした
芒のお柄が大胆に織りだされております。


【 商品の状態 】
着用による腹箇所中央の折スジ、裏面に着用シワは
ございますが表に出る箇所は概ね美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。


※織り込みを確認するため、タレ先の内側のお仕立てが
一部ほどかれております。お届け前に口閉じをさせていただきますので、
お届けまで1週間前後頂戴いたします。


【 初代・龍村平蔵(号・光波)について 】
染織工芸作家
伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と
革新的な技法の習得により新境地を切り開いた名匠。
奈良県の正倉院に収蔵されている正倉院裂の
復元の第一人者。
生涯で70種もの日本の宝物の復元に成功した。

【 経歴 】
1876年に大阪の両替屋の豪商の家に生まれる。
16歳のときに祖父が死去し、それを機に家業を継ぐ。
1894年には18歳で織元として独立、その後1906年に
京都で龍村織物製織所を設立。
当初は販売に従事していたが、徐々に織物の技術に
興味を持ち、研究を開始。

研究の結果、帯に奥行きと彩りを与えた
高浪織(たかなみおり)や、意匠に立体感を出すため
糸に凹凸を持たせる纐纈織(こうけちおり)などの
数々の技術を生み出し特許を取得。
後、苦心して開発した織技法が次々と同業者に
模倣された事で古代裂の復元研究に没頭。
「どんな複雑な組織の織物も、経糸と緯糸によって
構成された、理屈で割り切れる偶数の世界」ととらえ、
「美」という3つ目の要素を加える事で織物を芸術という
高みに押し上げた。
1956年には染織工芸界の新たな可能性を切り開いた
数々の業績に対し、80歳にして日本芸術恩賜賞を受賞。
1962年 没、享年86歳。

龍村平蔵の子息は
謙・晋・徳・元の4人
このうち謙が二代龍村平蔵(号・光翔)、
元が三代目平蔵(龍村美術織物経営)。
現在は龍村旻が龍村美術織物を経営、
2006年4月に四代目龍村平蔵を襲名

- 素材・サイズ

絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.3m(お仕立て上がり)
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:本袋帯のため耳の縫製はなし
※芯なし仕立て
※関西仕立て(界切線が表に出ております)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、パーティー、お付添い、初釜、観劇 など

◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下、紋付き色無地 など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。

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