商品番号:1500985
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
大変希少な一枚…
博多織のお洒落な紬を仕入れて参りました!
日本の帯・三大産地のひとつである博多。
520余年の歴史の西陣に比べ、770余年という古い歴史を持ちます。
長い歴史のなかで「帯は博多」の印象が大きくなりましたが、
西陣御召しかり、帯のあるところには、上質なきものが存在しました。
博多織のお着物は創作数が少なく、未仕立ての新品はもちろん、
御仕立て上がりでも滅多にございません!
帯はもちろん紬もこんなにも素晴らしい…
博多織の美しき世界をどうぞご堪能くださいませ。
【 お色柄 】
さらりとしたやわらかな地。
その地は一見シックな涅色でございますが、よく見れば赤や緑といった見えます。
意匠には博多織の象徴、独鈷献上のお柄を配しました。
洗練されたとはまさにこのようなものことを差す言葉なのでしょう。
落ち着いたお色味であるにも関わらず、地味でない。
緯糸の本当に細やかな掠れたような表情が寄り集まって、見事な風合いに仕上がっております。
そこに差す一条の独鈷献上の柄。
これがピシっと差し込み、印象を引き締めております。
本当に美しい…無駄のない洗練された一枚と存じます。
700年以上愛された博多織。
時代を越えて、これからもご愛用頂ける極逸品でございます。
お目に留まりましたら、どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗い、仕立て替えに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 博多織について 】
およそ770年前、貿易港として賑わっていた博多より、宋へ旅をする人々の中の二人、博多で承天時を開山した禅僧「聖一国師」と、博多商人「満田弥三右衛門」。
二人は宋で織物や朱焼・箔焼・そうめん・じゃこう丸などさまざまな製法を習得し、
帰国後人々に伝え、織物の技術だけを家伝とし、これを「広東織」と名付け、
さらに独自の技術を加えながら代々伝えていきました。
これが後に広まった「博多織」の由来です。
博多織はまず、織物設計にしたがって、方眼紙に図案を拡大して写し、
織組織別に色を変え、一目一目丹念に色付けしながら柄を仕上げていき、
意匠で織物の組織を決め、染色します。
絹糸に光沢などを出すため、石鹸水などで洗い(精錬)、
そして色見本によって、釜に染液をつくり、タテ糸、ヨコ糸を染めます。
タテ糸の連結を調整する仕事が機仕掛けで、
切れやすく、数の多い絹糸を慎重に神経を使いながら仕掛けていきます。
緻密さ、張りのよさを引き出しながら、独特の技法を用いて織りあげていきます。
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%(縫製:手縫い)
身丈(背より) | 150cm (適応身長155cm~145cm) (3尺9寸6分) |
---|---|
裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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