商品番号:1500946
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
一目で心奪われました…
鮮やかな美意匠は博多織、鹿島本組錦。
ここきもの市場でも、ご紹介の機会は過去数えるほど…
探してすぐに見つかるお品ではございません。
お探しの方もきっと多くいらっしゃることと存じます。
お仕立て上がりならではのお値打ち価格を、どうぞお見逃しなく!
【色・柄】
良き日に相応しい気品と格がしっかりと感じられるお一つ。
その豪華な表情もさることながら、まずお伝えしたいのが、このしなやかな地風です。
見た目の重厚感とは裏腹に、お持ちいただくと驚いてしまうほどに優しい風合いで、
すっとお身体に沿うような締めやすさ。
長時間のお席お食事をされる際にも苦にならず、
心地よくお過ごしいただけることと存じます。
地色は淡いアイボリーを基調として、
たて糸に金の箔糸を織り込んで、
白緑色や鶯色、藤色などを加えて「桧垣」模様を浮かべました。
金糸の広がるような光沢と、絹糸の柔らかな彩り…
一つ一つの施しがお柄を浮き上がらせ、帯地を飾って、
「華美」という言葉とはまた違う、堂々とした高貴を演出いたします。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 千年工房について 】
創業1897年博多織元・岡野。
織元としてのプライドと技術の伝統を守りながら、
ファッション進化の基本である「新しい出会いへの冒険心」を
テーマに、創作活動を続けていらっしゃいます。
岡野家は、中津藩(大分県)の屋敷内で機織をしていたと云われています。
その後、初代岡野新一郎が、1897年に日本最古の禅寺で
博多織の開祖・満田弥三右衛門の菩提寺でもある
聖福寺の正面に織工房を設立したのが始まりです。
当初から伝統的な博多織の枠を超えた様々な織物を制作していたのが特徴です。
コンセプトは「風と暮らす」
風土から暮らしが生まれ、暮らしから道具が生まれる。
この連続性が文化となる。
風に乗って伝えられたものが土着して固有の世界を創造し、多様性が広がる。
そして、和らぎの風がそれらを一つに調和させる。
職人の技から生まれる道具には、風の物語がある。
私たちは、始めも終わりも無いこの物語を伝え続けてゆく。
OKANO HPより抜粋
【鹿島錦(佐賀錦)について】
鹿島錦(佐賀錦)は、西暦1810年頃、肥前鹿島の藩主鍋島家の後質が、
網代天井を見て織物にする事を発案したもので、
当時は組錦又は御組物と呼称され、
鹿島鍋島家大奥の手芸として盛んに行われました。
「佐賀錦は金・銀・漆の特製の箔紙に切目を入れて経として緯に絹糸を通して織上げたもの」
明治初期に一時中断されましたが、其後高貴の方々により、再興せられ、 更に改良、進歩され、
従来の織物の外に遂に花鳥・風景等画趣豊かな優秀精巧なる織出模様が案出されました。
其頃より「鹿島錦」や「佐賀錦」と改称され、今日まで継承されております。
今日では、綴れ帯と並び「フォーマル用の帯」の定番として、
織り続けられております。
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.45m
耳の縫製:かがり縫い
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴、式典、パーティー、観劇、芸術鑑賞など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、紋付き色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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