商品番号:1497495
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山口伊太郎氏―
山口安次郎氏―
そしてもう一人、山口成三郎氏。
西陣が誇る、
『唐織能衣装芸術・山口美術織物』の祖ともいえる三兄弟でいらっしゃいます。
今回ご紹介いたしますのは、その山口成三郎氏の意匠を今に伝えるべく、
受け継がれきた伝統の織り技にて表現されたおひとつです。
山口の名を冠し、西陣唐織の名門として名を馳せる【山口成織物】から、
高尚な特選袋帯をご紹介いたします!
【仕入れ担当 吉岡より】
実に繊細で立体感のある織の風合いと、
思わず目を奪われる存在感のある意匠美に惹かれ
仕入れて参りました!
能衣裳に継がれる西陣の誇る絹唐織物。
美しき絹の本格を一条の帯に託した…。
本格派唐織袋帯の一品でございます。
訪問着から色無地、付下げ、色無地などとのコーディネートにて。
高貴で華やかな帯姿を演出する一条です。
唐織ならではの上質な締め心地を、ぜひともご堪能くださいませ。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【色・柄】
穏やかな白鼠色の唐衣地に、
ふっくらと唐織の立体感で浮かぶ、桜花の丸。
背景に金の箔糸を用いて、一面に松皮菱の模様を込めて、
桜花の模様が一層引き立つ印象です。
また、裏地にも表地と同様の唐衣地を用い、
折り鶴の模様が込められた老舗のこだわりが詰まった一条です。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【唐織について】
唐織は、京都の西陣を代表する伝統的な絹織物で、
江戸時代の極めて装飾性の高い美術織物がその源流です。
装飾目的としては、舞楽の装束や神社の戸帳・神輿の飾裂などに用いられました。
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)から成る地組織に、
文様を織り出すための緯糸(絵緯=えぬき)で、文様を浮かせて織り込んでございます。
現在でも、能装束といえば唐織。
風合い豊かな高級帯として、その歴史は脈々と受け継がれております。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹90%以上 金属糸風繊維10%未満 長さ4.45m
山口成織物謹製
◇六通柄
※関西仕立て
◆最適な着用時期 9月~11月(秋単衣から)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン ご結婚式、お付き添い、パーティー、式典など。
◆あわせる着物 訪問着、紋付色無地、付下げ
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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