商品番号:1497103
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
組帯で高名な伊豆蔵明彦氏率いる、ひなや工房。
組織の作品は数多く取り扱って参りましたが、
今回ご紹介するのは希少な輪奈織の袋帯です。
「織る」に特化した名門の希少品をどうぞ御覧くださいませ。
【 お色柄 】
今回のお品は輪奈織という技法を用いて織られたお品でございます。
地組織を作る地経と、輪奈を作る経の2種類の経糸を用いる輪奈織。
それぞれを別の経巻具に巻き、輪奈の長さにより整経し、
地経より輪奈を長くして平織りで経糸を織り入れてから輪奈部分を引き上げ、
シルクの太い糸を通し、再び緯糸を織り入れます。
これを繰り返して、最後に輪奈のシルクを引き抜いて仕上げることにより、
輪奈ビロード特有の立体感のある表情に仕上がります。
その重厚感からは想像もつかない、しなやかな帯地。
しめると体の線になじむその仕上がり、しわにならず本当にしめやすいその仕上がりはまさに「ひなや」ならではの技術がみられます。
さらには緩んでこないという、機能性も充実した締めやすい袋帯です。
しっとりとした黒色の地に、
光沢を抑えたしっとりとした金糸使いが、品の良い洒落味を演出しております。
織り出されたのは雅なムード漂う、
翔鶴に笹や梅を込めた色紙文様。
計算し尽くされた匠技、さらにはボリュームある「わな」によって、
趣きある意匠が光の角度によってさらに表情を変え、
極上の高級感漂う逸品に仕上がっております。
どなたが見ても一目で良きものとおわかりいただける秀作。
一味違った味わい深い後姿をぜひお手元にてご堪能下さいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
たれ先の織り込みを確認するために一部縫製を解いております。
お届け前には口閉じをさせていただきます。
【 ひなや工房について 】
自然染織家・伊豆蔵明彦が主宰
くむ・あむ・おるをコンセプトに掲げ、
飛鳥・奈良時代にシルクロードより
隋・唐を経て伝わった唐組の技法を
伊豆蔵明彦が20年もの歳月をかけ研究、
現代に復刻生み出された「和唐組」を
ベースにした着物や帯を製作していた。
【 ひなや工房について 】
自然染織家・伊豆蔵明彦が主宰
くむ・あむ・おるをコンセプトに掲げ、
飛鳥・奈良時代にシルクロードより
隋・唐を経て伝わった唐組の技法を
伊豆蔵明彦が20年もの歳月をかけ研究、
現代に復刻生み出された「和唐組」を
ベースにした着物や帯を製作していた。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.3m
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、お食事会など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、紋付色無地
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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