商品番号:1493716
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
いわずと知れた名門【龍村美術織物】より、
お茶席にも最適な経錦全通袋帯のご紹介です!
お手にとっていただければきっとおわかりいただけることと思います。
緻密な織技法による滑らかな帯地、
その風合いだけでもただならぬ洒落感を漂わせます。
龍村美術織物ならではの織の表現を是非ご覧くださいませ!
【 お色柄 】
「円文白虎朱雀錦」と銘打たれたお品。
しなやかに織りなされた帯地はやや茶色がかった味わい深い赤。
お柄にはグリーン、イエロー、ベージュなどを用いて細やかに鳥獣文を込めた円を織りなしました。
ササン朝ペルシャ式の円文に囲まれた白い動物は四神文の一つである白虎。
赤い鳥は朱雀。
原品は法隆寺伝来の錦で飛鳥時代の作品で、
今回のお品は現代的なアレンジを加えた作品となります。
シンプルで洒落味にあふれた面持ち。
飽きのこない、味わいある帯姿を演出してくれます。
金糸を用いずに織り出された、味わい深い文様。
伝統と歴史。
積み重ねた年月、重み。
魅力溢れる美術織物をコーディネートに取り入れて。
訪問着、色無地、付下げ、小紋に合わせて。
どうぞこの機会をお見逃しのないようお願いいたします。
【 経錦(たてにしき) 】
経錦とは、何色もの彩色を用い紋様を織り出す錦の中でも最も古い歴史を持つ織物です。
中国より渡来し、7~8世紀の飛鳥・奈良時代の遺品は、法隆寺や正倉院に伝えられています。
経錦の技法は、経糸によって地の文様も織り出されている錦です。
つまり、三色の配色によるものであれば三色三本の経糸を一組として、これが互いに表裏浮き沈み交代して、地や文様を織り出しています。
【 龍村美術織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.644
1894(明治27)年創業
初代龍村平蔵氏より連綿と受け継がれた、「独創」
「復元」「美的感覚」の三要素を帯づくりの
基本精神に据え、古代織物の研究と復元を基盤に
美術織物という新しい分野を確立した。
帯に始まり、小物やタペストリー、緞帳など
その製織品は多岐にわたる。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
長さ約4.35m (お仕立て上がり時)
耳の縫製:袋縫い
お柄付け;全通柄
※帯芯付き
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、付き添い、お茶席、お稽古事、音楽鑑賞、観劇、お食事会、旅行、観光など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋など
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