商品番号:1493254
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
幻想的な彩りの変化に魅了され、仕入れて参りました!
稀代の染色作家にして、自然を心から愛し、
礼賛した【 初代・久保田一竹 】氏がおこした
【 一竹工房 】より、幻想的な箔使いの
特選袋帯のご紹介です。
一竹氏の代名詞ともいえる辻ヶ花模様をたれ先にのみ施し、
一竹工房のお着物はもちろん、友禅や刺繍のお着物にあわせやすく、
無地に近いデザインで仕上げた袋帯ですので重宝していただけることでしょう。
こういったお品は本当に数がございません。
お探しの方、お見逃しなきよう…
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【お色柄】
本品は一竹工房によるぼかし染めが味わい深い袋帯です。
帯地には、一面に金糸を織り交ぜた
一竹工房のオリジナル紋意匠地を用いました。
まさに…
曜変天目茶碗のような幻想的な雰囲気。
穏やかな青磁緑を基調として、
ほのかに青色やグレー 薄黄や灰桜のの霞ぼかし模様が
お太鼓柄・前柄に表現されております。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが
目立つような締め跡も見受けられず、大変良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【久保田一竹氏について】
室町時代に一世風靡した「辻ヶ花」は江戸時代となると突然姿を消し、
別名“幻の染め”とも呼ばれます。
その世界を独自の感性で蘇らせたのが「久保田一竹」、
その名は世界的に知れわたっております。
一竹氏の辻ヶ花との出会いは20歳の時。
東京国立博物館での衝撃により、生涯をその研究にささげることを決意いたしました。
戦時下での召集などの困難を乗り越え、手描き友禅を生活の糧としながら、
研究を続け、60歳にして初めて納得のいく作品を完成させました。
これが「一竹辻ヶ花」と命名された逸品お着物の始まりでございます。
以来、国内はもとよりヨーロッパ、北米においても展覧会を開催し、
とりわけ、フランスでは、世界に芸術的な影響を与えたということで、
フランス芸術文化勲章を受賞されるほどの反響を生み出しました。
また、現存作家の個展を過去一度も開催したことのない
アメリカのスミソニアン博物館(国立自然史博物館)にて、
個展を長期開催するにまでいたっております。
世界が認める氏の辻ヶ花は、まさに美術品の域に達しているといっても過言ではございません。
大量生産の辻ヶ花とは比べるまでもなく、
少し名の通った作家の作品ですら、その気品や格調、
存在感において、一線を画しております。
それは、選ぶ生地に始まり、計算されつくした構図の美学、色彩の魅力、
染の加工、気の遠くなるほどに緻密で正確な絞りの針通しなどに、
よって生み出されるもので、一竹氏の技なくしては、表現できない極地でございます。
2003年、惜しまれながらも一竹氏は他界されておりますので、
現在では氏自らが創作する作品はございませんが、
生前の氏とともに創作に携わってきた職人たちが、
現在でも氏の技術、感性そして精神を受け継ぎ、
年間わずかな数ながら逸品を創作し続けております。
【 二代 久保田一竹について 】
本名:久保田悟嗣(さとし)
現一竹工房代表
生前の初代・久保田一竹とともに創作に携わり、
技術、感性そしてその精神を受け継ぎ
作品作りをしている。
【 経歴 】
1955年(昭和30年) 10月7日生まれ
1980年(昭和55年) 上智大学経済学部卒業
1982年(昭和57年) 米国ボストン大学大学院(SPC)修士卒業
1983年(昭和58年) 帰国後、(株)一竹辻が花設立
代表取締役社長に就任
1994年(平成6年) 10月久保田一竹美術館(河口湖)開館
2001年(平成13年) 一竹工房・代表取締役社長に就任
2003年(平成15年) 久保田一竹美術館・館長に就任
2006年(平成18年) 二代・一竹を継承
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.5m
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:額縁仕立て
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、お付き添い、芸術鑑賞、観劇、ホテルディナー、
お茶席、趣味のお集まり など
◆あわせる着物 訪問着、付下、色無地、小紋 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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