【大蔵ざらえセール】 【二代 由水十久】 傑作本加賀友禅訪問着 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「泰山木」 この価格は現品限り。 憧れの由水十久をその手に! 身丈149 裄64

商品番号:1491772

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【 仕入れ担当 田渕より 】
幾年もの時を経ても、本加賀友禅史上に燦然と光り輝くであろうその名。
美術品と同格、芸術的価値ある作品でございます。

本加賀友禅作家、二代 由水十久氏の童2体を描いた重口の逸品をご紹介いたします。
お仕立て上がりにおいてもその出逢いは本当に稀にございます。

こちらのお品、残念ながら証紙なしであり身丈も小さく仕立てあがっております。
ご寸法の合う方に限られますが、非常に希少なこちらのお品を
このお値段でご提供できるのは今回限りかもしれません。

いつかは由水氏のお品とお考えのお客様、
どうぞお見逃しなきよう、お願いいたします。


【 お色柄 】
しなやかにとろける…
巨匠の為の極上の絹布は、
上品でおだやかな利休白茶色に染め上げられました。
意匠には伸びやかな泰山木に童の姿を描き出して。

由水氏ならではの細緻を極めたタッチで丁寧にあらわされた意匠。
童子の姿を実に繊細に…
ひと目でわかる、その作風。なんとお顔立ちのよいことでしょう。

「子供」という存在は、その完成度より、実に高く評価されている絵柄です。
童子を描くきものは少なからずございますが、
その中でもなぜ由水氏の童子がこれほどまでに熱狂的支持を得ているのか…
そのひとつの理由が、まさにこの「気高さ」にございます。

静と動。
動の明るく躍動的なイメージの童子がみせる、静かな深い時。
心の底までをも奥深く見透かすような、時空を超越した気品。
研ぎ澄まされた感性、精緻な筆描きは由水氏ならではのものでございます。

由水氏の描き方は、まず胴の部分を塗りあらわします。
ちょうど裸の状態に描き出し、その上からきものを一枚一枚着せてゆく。
またその御髪は第一の特徴とされ、さらさらとゆれる、
本当に細かな、素晴らしい線条美であしらわれております。

繊細さの極地ともいえる糸目糊の輪郭線の中に施された、格調高い彩色表現。
大胆な構図と緻密な絵筆使いで描きあげられた超一流の美的感性。
図案から染めあがりまで決して妥協を許さず自身の美意識を貫徹させる匠の情熱。
まさに一筆入魂、一生一筆の素晴らしい作品です。

是非このご機会を大切に、末永くご愛顧していただける方に。
心を込めてお届けできればと願っております。


【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【 二代 由水十久について 】
二代 由水十久氏は、父であり師である初代に学び、その作風を受け継ぎました。
天才的な表現技法と配彩の妙、ことに緻密な人物描写は、時代を超えて、数多くの同じ作家の間からも高い評価を得ておられます。
昭和52年の初入選以来数々の賞を受賞し、現在もなお活躍を続けておられます。

昭和27年 初代由水十久の次男として金沢市大野町に生まれる
昭和46年 石川県金沢泉丘高校卒業
昭和55年 多摩美術大学日本画専攻卒業
 ※在学中は加山又造、上野泰郎両先生に指導を受ける
 東京銀座にて個展を開催、帰郷し由水塾に入門
昭和62年 加賀友禅作家として認定を受け落款登録、加賀振興協会に加入
平成元年 「由水充工房」設立(のち「由水十久工房」と改める)
 初代由水十久の一周忌法要を機に2代由水十久襲名
 加賀友禅新作競技会で第一席受賞
平成2年 2代目襲名記念個展開催(京都文化博物館)
平成8年 伝統加賀友禅展金賞受賞(石川県立美術館所蔵)
 通産省指定伝統工芸士の認定を受ける
平成9年 美展において特選受賞
平成11年 ルクセンブルク大公殿下御夫妻、高円宮殿下御夫妻由水十久工房ご来臨
 伝統加賀友禅展金賞受賞(石川県美術館所蔵)


【 二代 由水十久について 】
本名:由水充
本加賀友禅作家
伝統工芸士
石川県指定無形文化財技術保持者
加賀友禅技術保存会会員
石川県インテリアデザイン協会会員

1952年石川県金沢市生まれ。
加賀友禅作家、初代・由水十久の次男として生をうける
多摩美術大学で日本画を専攻。
加山又造と上野泰郎の両名に指導を受ける。

大学卒業後に帰郷。
1987年に独立、加賀染振興協会に落款を登録。
父である初代が亡くなった翌年の1989年、
二代由水十久を襲名。
「うなゐ」と呼ばれる童子の意匠を得意とし、
伝統として初代より技法等の基本的要素は継承しつつ、
より進化させつつ図案や、テーマ、配色等を
全く新しく展開。
現在も初代の意思を継ぎながら、兄・由水煌人と共に
『平成の十久』として創作活動を続けている。
歌舞伎や能狂言などの伝統芸能、古事記や万葉集、
古今集、新古今集や源氏物語、伊勢物語などの
日本の古典文学、春夏秋冬の遊びや年中行事、
日本だけでなく世界の神話や、故事来歴、
西欧の古典音楽家シリーズ、オリンピックや
サッカーなどのスポーツ、時事的な話題に
取材したものなど古今東西を童子の姿に
仮託して表現された独特の作風である。

【 経歴 】
1952年 初代由水十久の次男として金沢市大野町に生まれる
1971年 石川県金沢泉丘高校卒業
1980年 多摩美術大学日本画専攻卒業
    ※在学中は加山又造、上野泰郎両先生に指導を受ける
    東京銀座にて個展を開催、帰郷し由水塾に入門
1987年 加賀友禅作家として認定を受け落款登録、加賀振興協会に加入
1989年 「由水充工房」設立(のち「由水十久工房」と改める)
    初代由水十久の一周忌法要を機に2代由水十久襲名
    加賀友禅新作競技会で第一席受賞
1990年 2代目襲名記念個展開催(京都文化博物館)
1996年 伝統加賀友禅展金賞受賞(石川県立美術館所蔵)
    通産省指定伝統工芸士の認定を受ける
1997年 美展において特選受賞
1999年 ルクセンブルク大公殿下御夫妻、高円宮殿下御夫妻
    由水十久工房ご来臨
    伝統加賀友禅展金賞受賞(石川県美術館所蔵)
2001年 石川県指定無形文化財
    加賀友禅技術保存会会員の認定を受ける
2018年 京都・東京にて襲名三十周年記念展開催
2021年 石川県指定無形文化財
    加賀友禅技術保存会会長に就く


【 加賀友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年5月10日指定)
石川県指定無形文化財

京友禅・東京友禅と並ぶ、三大友禅のひとつ。
現在は登録された作家により、加賀五彩といわれる
藍・えんじ・黄土・草・古代紫の加賀五彩を基に
糸目友禅のみで仕上げられる。

田渕 健太

バイヤー
田渕 健太

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080-1503-2255

日曜定休、休日は翌出勤日に対応させて頂きます。

- 素材

表裏:絹100% (縫製:手縫い)

- サイズ

身丈(背より)149cm (適応身長154cm~144cm)
(3尺9寸3分)
裄丈64cm(1尺6寸9分)
袖巾32cm(0尺8寸4分)
袖丈47cm(1尺2寸4分)
前巾24.5cm(6寸5分)
後巾30cm(7寸9分)

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71.5cm(1尺8寸9分) 袖巾35.5cm(9寸4分) 
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お付き添い、お食事会など

◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

商品番号1491772
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