商品番号:1489789
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【 仕入れ担当 田渕より 】
数多くのお品を扱って参りましたが
これほどまでに目を奪われる作品は滅多とございません!
ご存知、ファンの方も多い博多の人気メーカー、
「大倉織物」誠之輔ブランドより特選の一条をご紹介致します。
その極められた織り。
絹の心地感じさせる、しなやかな織りくち…
紹巴織による細密な意匠美をどうぞご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
地の縦糸とは別に柄を表す縦糸、いわゆる「二重縦」で生み出す緻密な表現は、
なめらかな織地にふくよかに浮かび上がり、
そのコシの強さは時を経ても美しい風合いを保ち続けることができます。
きゅっと密に打ち込まれた、シックな黒色の帯地。
しなやかなその地には全通に渡って異国の障壁画を織りなしました。
太鼓部分には優彩の色糸を用いて
金の箔糸は意匠に格調と奥行きをもたせ、
抜群の存在感、風格が漂う作品に仕上がってございます。
博多織には「裏地屋さん」がございませんので、
もちろんこちらのお品も裏地がきちんと紹巴織でございます。
葡萄唐草模様が織りなされ重宝の両面使いに。
キュッキュッと響く博多帯独特の絹なりの音と締め心地の良さ。
シンプルなようですが、その織りの確かさは見ていて飽きることがありません。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
仕付け糸もついたままの美品でお手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 博多織について 】
博多織と西陣織の大きな違いは、
西陣は緯糸で柄を出すのに対して、博多は経糸で柄を出すこと。
それによって締める方向にかかる力が伝わりやすく、
締めやすく、緩みにくいのが特徴です。
【 紹巴織について 】
利休の弟子でもあり、茶人のほかに歌人でもある里村紹巴。
氏が好んだ仕覆やふくさの裂の多くは、
地組織の縦糸とは別に柄をあらわす縦糸が織り込まれた二重縦組織の織物が使われている。
柄行が絵のように緻密にあらわされたその織物のことを「紹巴織(しょうはおり)」と呼びます。
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
※ガード加工済み
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン カジュアルパーティー、レセプション、芸術鑑賞、観劇、お食事会、趣味のお集りなど
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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