商品番号:1489330
(税込)
【仕入担当 竹中より】
故 人間国宝、細身華岳(ほそみかがく)氏による
爪織り綴れ八寸帯をご紹介いたします。
この作品は、二度と世に出回ることのない、
正真正銘、生前に製作された作品の中の1点です。
日本はおろか世界でも例を見ない美術織物で伝統技術の最高を行く貴重なものです。
細見氏は大正11年8月23日生まれ。
京都西陣で綴織(つづれおり)など各種の製織技術をまなび,さらに喜多川平朗、森口華弘に指導をうけ、
多彩な色糸によって花文や流水文をおり,各種工芸展で活躍されました。
平成9年に綴織で人間国宝に認定されています。
本当に稀少な機会でございますお目に留まりましたらどうぞお見逃しなく!
【商品の状態】
リサイクル品として仕入ましたが
締め跡もほとんど見受けられず
おおむね美品としてお届けできます
【お色柄】
しなやかな織り上がりを見せる
ほんのり淡い藤桜から白グレーへの織分けの帯地
お太鼓とおなかには
藤や藤紫、薄黄や白緑 水色などの優彩を用いて、
風にたなびく雲霞模様を表現した一条でございます。
さらりと織り込まれた金糸のナチュラルな煌きがさりげなくも記憶に残る
素晴らしい帯姿を体感していただけるまさにこの1本。
本当に、気品あふれる仕上がりとなっております。
濃淡どちらの地色の御着物にもあわせていただけますし、
お柄の調和もとりやすいお品ですから、
様々なシーンで実に重宝していただけるものと思います。
出すぎず控えめに、しかしゆるぎない格調はそのままに。
単衣から袷衣の訪問着、付下げ、色無地などとのコーディネートで、
上等なお品を、ぜひとも存分にお役立ていただきたく思います。
名匠の熟練の技と美へのこだわりを感じ取っていただければ幸いです。
■人間国宝 細見華岳 プロフィール
大正11年(1922)兵庫県氷上郡春日町に生まれる 本名 房雄
昭和12年(1937)京都波多野錦繍堂に入所
昭和17年(1942)川島織物に入所
昭和24年(1949)独立して綴織工房をもつ
昭和39年(1964)日本伝統工芸染織展にて日本工芸会会長賞
昭和50年(1975) 日本工芸会近畿展にて大阪府教育委員会賞
昭和59年(1984) 日本伝統工芸染織展にて文化庁長官賞
昭和60年(1985) 日本伝統工芸展にて日本工芸会会長賞(文化庁買上)
昭和61年(1986) 日本伝統工芸展鑑査員
昭和62年(1987) 日本伝統工芸展にて保持者撰賞(文化庁買上)
平成02年(1990) 「つづれと50年」個展(銀座 和光)
平成03年(1991)沖縄県立芸術大学 美術工芸学部教授
平成09年(1997) 重要無形文化財「綴織」保持者に認定
平成11年(1999) 個展(銀座 和光)
平成24年(2012)逝去
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約3.7m
細見綴織工房 細見華岳 製作
太鼓柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、式典など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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