商品番号:1488445
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【 仕入れ担当 中村より 】
京都洛北鷹が峰の光悦藝術村の一角 『しょうざん』…
お着物好きの方ならば、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
その作品は、きもの雑誌などでも毎号のように取り上げられております。
室町の問屋さんの間でも、“しょうざん”といえば素材への拘りと、
意匠センスの良さには定評があり、一目置かれる存在です。
帯屋捨松ファンの方は、お気づきかもしれません。
名門、しょうざんが徳田氏の意匠を
新たに今によみがえらせた、美しくも個性を感じさせる袋帯でございます。
今回ご紹介のお品は燦煌華のシリーズの逸品でございますが、
未仕立てのご紹介はなかなかございません。
掘り出し価格にてご紹介させていただきますので
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
まさに、唯一無二の魅力あふれる逸品。
しっかりとしたハリのある抹茶色の帯地。
その地一面に細やかな金箔糸が織り込まれ高級感が漂っております。
お柄には、大胆な鳳凰の模様が、色数を抑えてセンス良く織り成されました。
箔糸の濃淡や太箔糸によって、味わい深い奥行きを感じる仕上がりとなっております。
【 商品の状態 】
たたんだ際の織れ山部分のすじがお仕立て時に残る可能性がございます。
お手元で現品をご確認の上、お値打ちにご活用くださいませ。
【 徳田義三図案・燦煌華(さんこうか) 】。
このお名前をご存知の方は本当に西陣帯のことを良くご存知だと思います。
西陣界隈では伝説の図案家と呼ばれる徳田義三氏の図案を、
かの染織の名門、しょうざんが織り上げた絶品袋帯のご紹介です!
徳田氏は、ご自分の名前が表に出ることを嫌われ、
「無形文化財保持者」や「現代の名工」などの肩書きとは無縁のため、
その世界の人間しかその名を知らない人物でした。
作品に対する頑固なまでのこだわりや、モノ創りのためなら
廻りが見えなくなるようなまさに“天才肌”の職人であったと言われます。
徳田義三氏は、伝統を頑なに守り続けることで作家が個性を発揮できず、
時代の求める物とのズレが生まれつつあった西陣織の世界。
【 しょうざんについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.2401
京都の着物メーカー。(漢字表記は松山)
西陣の糸屋の三男に生まれの戦後の立志伝中の人物で、
しょうざんのウール着物を大ヒットさせた松山政雄が
創業者。
戦後いち早くシルクウール着物やウールお召を開発。
1970年代以降は後のしょうざんの看板商品となる
「しょうざん生紬」を開発。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金銀糸風繊維以外)
長さ約4.35m(仕立て上がり時)
耳の縫製:かがり縫い
柄付け:お太鼓柄
おすすめの帯芯:綿芯
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 30代~
◆着用シーン パーティー、お付き添い、ご挨拶、芸術鑑賞、観劇、同窓会、コンサートなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
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