商品番号:1486439
(税込)
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【仕入担当 竹中より】
すっと反物を引き出した瞬間に…
広がる、黄八丈ならではのこの植物の香り。
ぜひともお手元にて感じていただきたく、願ってやみません。
この価格驚かれたかもしれませんが
本品は織傷がございましたためアウトレット品として仕入れました
弊社にてお仕立てご用命いただいた場合
上手にその箇所を隠してお仕立て差し上げます
(完全に隠せるのは身丈155cm(背より)までとなりますがぜひ!
差額を頂戴しますが
国内手縫い仕立てをおすすめします
海外の場合はうまくかくせないこともございます
終生の友として…
伝統的工芸品本場手織り黄八丈の黒、
しかも「まるまなこ」の特選きものを
破格で手にお入れいただけるチャンスです!
【お色柄】
毎年の生産数も限られているお品です
黄八丈には「平織」のものと「綾織」のものがあり、
一般的には「綾織」のもののほうが高値で販売されております。
「平織」
経(たて)糸と緯(よこ)糸を一本おきに交差させる最も基本的な織り方。
※二くずし・のげ・べんけい・ななこ・三くずし・千すじ・万すじ
「綾織」
組織り点が斜めの方向に連続し、斜線状をなす織り方。
別名、斜文織(しゃもんおり)。
※めかご・風通くずし・たつみあや・太郎左衛門・一松(市松)・
ひしあや(菱綾)・杉綾・まるまなこ・よせあや・片あや・足高貴(あしごうき)
本品は、このうち「綾織」の「まるなまこ」のものでございます。
黄八丈には、室町時代から貢絹の歴史があります。
徳川時代には将軍家の御用品となり…
大名や高官・御殿女中に用いられて、大奥を風靡しました。
徳川中期以後に染織の技術が進み、
黄・樺・黒の三色を組み合わせた竪縞・格子縞が織られるようになり、
何百年もの継承がなされています。
黄は「刈安」、樺は「まだみ」の樹皮、黒は「椎」の樹皮。
全て植物性の天然染色を行い、数十回の染めを繰り返します。
色を留めるのに黄・樺は木灰を使い、黒は泥土を用いて直射日光で乾燥させます。
まさに、自然の恵みと織り手さんの匠の技の結晶と言えましょう。
シックに落ち着いたなかにも、だからこそ感じられる深みと味わい。
いかにも黄八丈という明るい黄はちょっと、という方には、
こちらがお袖を通していただきやすいのではないでしょうか。
大変シックに、粋味の表情をお楽しみいただけます。
幅広い年齢にお袖を通していただける、一生もののおきものです。
手間ひまをかけて、また心を込めてつくられました。
丁寧な手織りですので、糸に無理がかからず大変丈夫です。
年月を経ても変色することがなく、洗えば洗うほど、その深い煤色は冴えを見せます。
絹物らしい、重みある渋い色艶はまず飽きるということがございません。
最近は本当に、数が減ってきております。
「本場黄八丈の黒」と言えばどこも取り合いと聞きます。
しかも「まるまなこ」のものでございます。
まるまなこの特徴は、入子菱のような細かな地模様です。
シワになりにくく、着付けもしやすい優れもので、
初めてお袖を通す時からしっくりとなじみますので、
本場黄八丈が初めてという方には特に、まるまなこ織をおすすめいたします。
代々受け継ぐおきものとして、自信をもっておすすめいたします。
どうぞこの機会をお見逃しなくお願いいたします。
【 黄八丈について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年10月14日指定)
八丈島に伝わる草木染めの絹織物
その歴史は古く800年以前から納税品として納められ、
八丈島の名は「八丈織」から取られたとも言われる。
現在では後継者が少なく、黄八丈技術保存会が発足され
その技術者の保護にあたっている。
代表格である黄色の黄八丈の他に、黒を主にした
「黒八丈」、樺色を主とした「鳶八丈(とびはちじょう)」
がある。「ふしづけ」や「あくつけ」、「泥つけ」と
呼ばれる染めが特徴的で、糸染めに使う色は八丈刈安
(学名:コブナグサ)の黄、マダミ(学名:タブの木)の樺、
椎の木と泥染めを用いた黒の三色が主だった色で、八丈島の
厳しい自然の中で得られる染料が三色に限られた事に由来する。
製織には地機(じばた)が使われたが、現在はほぼ
高機(たかはた)による製織である。
伝統的な技術・技法
・先染めの平織り又は綾織りとする。
・よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる。
・染色は、手作業による浸染とする。
※この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又は
シイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
他の地方で織られた類似品に米沢八丈、秋田八丈がある。
孤島で織られる着物好きの終着点。
絹100%
長さ約12.8m 内巾約38cm(裄最長約72cm)
経済大臣指定伝統的工芸品の証紙、黄八丈織物協同組合の証紙がついております。
染色:伝統工芸士 西條吉弘 さん
織り:金打洋子さん
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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