商品番号:1485411
(税込)
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【 仕入れ担当 渡中村り 】
琉球紅型三宗家『知念家』の琉球紅型の作家として
名高い【 故:知念貞男 】氏による、
味わい深いお柄を染め上げた特選九寸名古屋帯のご紹介です。
しかも…名門【 竺仙(ちくせん) 】と
コラボレーションされた際の希少なお品。
貞男氏は2012年4月に逝去されましたのでもちろんのこと
新たな作品の創作はございません。
なんと希少な未仕立て品が入荷しました。
おそらく次回の入荷はほぼないことでしょう。
紅型ファンの方、貞男氏のファンの方に
おすすめのお品でございます。
【 お色柄 】
シボ感のある縮緬地をシックな黒に染め上げ、
お柄部分は白を背景にして、
鮮やかな彩りで、流水に笹撫子の意匠があしらわれております。
【 知念貞男について 】
日本工芸会正会員
1973年知念紅型研究所設立
かつて琉球王国に仕え、琉球紅型の技法を継承する
三宗家城間家のひとつである知念家の先代・知念積弘氏に
師事し、日本工芸会正会員として高く評価される。
連続して沖展入賞を果たす他、文化庁長官賞、
伝統文化ポーラ賞優秀賞など、琉球紅型を代表する
作家として輝かしい業績を残した。
知念家の初代・知念績高より数えて八代。
紅型を受け継ぐ知念績高の弟、知念筑登之親雲上の
下儀保知念の大家長男筋では六代にあたる。
知念家は染師の中心として技を継承、守ってきた
紅型三宗家の一つ。中国から唐紙の技法や印金紙、
緞子紙を学び、士族以上の階級が着用する
紅型を作ることを許されていた。
現存する古典柄の中で大柄の多くは知念家が
中国から学び作り上げた柄だと言われている。
戦前、紅型は薩摩侵攻や廃藩置県など、琉球の外からの
影響により殆ど作られていない状態にあり、昭和に入ると
その殆どが消滅の危機に瀕した。
紅型をしていてもやはり生活は成り立たず、苦難の時代の中で、
知念の紅型の技術を唯一継承、守り続けていた知念績弘
(上儀保知念・五代。後に知念びんがた工房設立)のもとへ
貞男は紅型を学びに訪れ、1972年知念紅型研究所を創設。
貞男亡き今は知念紅型研究所は知念家十代(下知紅七代)
知念冬馬氏が跡を継ぎ、日々紅型の作品を創作している。
1993年3月~1998年4月 琉球びんがた事業共同組合理事長
1990年~2007年 日本伝統工芸染織展 連続入選
1991年~2009年 日本伝統工芸展 連続入選
2012年4月23日 逝去(享年81歳)
【 竺仙(ちくせん)について 】
天保13年(1842年)創業の浴衣ブランドの名門
江戸染浴衣の独特な技術を活かし、
浴衣はもちろんの事、江戸小紋なども創作している。
創作された反物の口型には「竺仙鑑製」と染め
抜かれている。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%
長さ約3.6~3.9m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄 ※タレ先無地、手先柄(果紋:はてもん)なし
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 真冬をのぞく夏、単衣、袷のスリーシーズン
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物 など
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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