商品番号:1484360
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【 仕入れ担当 田渕より 】
知る人ぞ知る、名機屋!
創業115年以上の歴史をもつ西陣の老舗「蔦屋」。
通の方でもご存知の方は少ないかと思いますが、昭和初期、三代目蔦屋久兵衛は、
かの巨匠・龍村平蔵氏の仕入れ機(出機)として織りを依頼されるほどの織元さんです。
様々な織物の研究に関わる中で研鑽された織物、
四代目・蔦屋久兵衛によるお品をご紹介させていただきます。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ!
【 お色柄 】
密に織りなした薄梅鼠色の帯地。
その地に表された正倉院葡萄唐草。
煌めく金銀糸にヴェールをかけたような天鵞絨織が
大人女性の後ろ姿に高級感と洒落感をもたらす素敵な一条でございます。
一目で良き仕事ぶりが見て取れ
織りの力強さを感じていただける作品に仕上がっております。
お気に入りの帯として長くご愛用いただけると幸いです。
どうぞこの機会をお見逃しのないようお願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと畳皺がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【天鵞絨織(びろーどおり)について】
モール織は、経糸に地組織を作る地経と、
数種の色で輪奈〔文様の輪状の部分〕を創る経の2種類を用意し、
それぞれ別の経巻具に巻き、輪奈の長さにより経を加減し、
地経より長くして平織りで経糸を織り入れてから輪奈の経を引き上げ、
仮に針金〔太い糸〕を通し入れて再び緯糸を織り入れて…
これを繰り返して最後に針金(太い糸)を、引き抜き輪奈としたものです。
針金上の経糸をナイフで切り、毛羽をつくったものが天鵞絨(ビロード)であり、
そのため輪奈の経を毛羽経ともいいます。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.8m(長尺)
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、お付き添い、パーティー、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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