【大蔵ざらえセール】 【桝屋高尾】 特選西陣織両面袋帯 ~ねん金綴錦~ ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「名物桐鳳凰文」 その輝きに見惚れる… 慶事を飾る絢爛豪華な一条

商品番号:1407725

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【 仕入れ担当 中村より 】
心に訴えかける煌めきの一条。

憧れの方も多くいらっしゃることと存じます。
西陣屈指の名門、桝屋高尾・高尾弘氏による、
特選西陣織両面袋帯のご紹介でございます。

人々の心を魅了してやまない、高雅な面持ち。
まずはじっくりとご覧くださいませ。


【 お色柄 】
たっぷりと金糸が使われているにも関わらず、
軽くてしなやかな風合いで、
真綿糸に金箔を手で撚り合わせた糸を用いて織り上げた帯地。

独特の陰影は、まさに帯地が語りかけてくるかのよう。

【 名物桐鳳凰文 】と題されたこのお品。
黄金の帯地の上に織りなされた鳳凰の意匠。
金糸で陰影を表現した高雅な煌めきが美しい一本。

裏地はすっきりとシンプルに、
段霞をあらわした潔い仕上がり。

究極に洗練された美、最高の着こなしやすさ。
仰々しくない確かな上質をぜひお手元でご鑑賞くださいませ。


【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【 桝屋高尾について 】
高尾弘氏が1960年に『株式会社 桝屋高尾』設立。
氏は京都名門の織屋・桝屋の生まれ。
名物裂の複製と植物染めの研究に力を注ぎ、
織物の美術史的にも大きな功績を残す仕事をされております。

現在では、高尾弘氏の後を継いで高尾朱子氏が率いられており、
さらに新しい図案制作や、その帯地の特徴を活かしたバッグの制作など
ねん金綴錦の生地の可能性を追求し続けておられます。


【 ねん金綴錦について 】
尾張徳川家に伝来し、現在徳川美術館保管の裂(きれ)は、
多数の名物裂を含み総数約650件にのぼります。
この中には金襴、緞子、間道などとともに
「ねん金」と称される撚り金糸を用いた明時代の裂が6件含まれています。
「大牡丹唐草文」「紗綾形文」「八角繋文」などの紋様に混じって、
無地ねん金も1件(7裂)含まれています。

ねん金のなかでも無地ねん金は珍品で、伝世品の少ない作品です。
ざんぐりとして立体感があり、奥行きと深みを感じさせる裂です。
その貴重な裂を名物裂の複製に力を注ぎ、
高尾弘氏が無地ねん金の緯糸を再現して撚金綴錦袋帯を完成しました。
(特許であり、徳川美術館の署名で複製を禁じられております)


【 桝屋高尾について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.277
1960年(昭和35年)創業

徳川美術館の裂を復元した後、研究考案された
『ねん金綴錦』と、芯糸に色糸を使った『彩ねん金』は、
東洋の繊細な金糸の美しさと西洋の金属の豪華さの
両方の特色を併せ持った織物として内外から高く
評価され、桝屋高尾の代名詞ともいえる作品である。

【 沿革 】
1935年 高尾弘(ひろむ)京都・西陣に生まれる。
16才で父・髙尾源之助を亡くしてからは伯父である
髙尾菊次郎に師事、西陣織の伝統の中でその技術と
感性をひたすらに磨き、1960年に株式会社桝屋髙尾を
設立した。
タレ先には高尾弘の『弘』が織り込まれている。
※2016年3月に高尾朱子による新作発表会が
京都にて行われ、この会以降タレ先に従来の
「弘」ではなく「桝源」と織り込まれている。


【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)

多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。

起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。

18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。

明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。

織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。

西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。

「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。

中村 浩二

バイヤー
中村 浩二

商品・お仕立てのこと、お気軽にご相談ください!
090-7493-2255

日曜定休、休日は翌出勤日に対応させて頂きます。

- 素材・サイズ

絹100%(金属系繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
※関西仕立て

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、
ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など

◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。

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