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きものでお出掛け…紫野 源光庵

きものでお出掛け…紫野 源光庵

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京都の梅雨の晴れ間。今回の「きものでお出掛け」では、青紅葉の美しい源光庵を訪れた後、今宮神社にほど近いかざりやさんであぶり餅を頂きました。

梅雨の晴れ間に、緑輝く源光庵へ

京都も梅雨に入り雨の日が続いておりましたが、この日は見事な晴れ間となり、最高気温32度という夏日。

蒸し暑い中でしたが、皆様日傘を差していらして、優雅な装いに暑さも和らぎます。

まず訪れたのは、千本通りの坂を上ると現れる源光庵。
1346年臨済宗 大徳寺二代徹翁国師によって開創され、1694年大乗寺二十七代卍山道白禅師により曹洞宗に改められました。

中に入ると風が通りとても気持ちの良い空間でした。
皆様からも「涼しい」との声が。
匂い立つお香の香りに、また心地良さが増します。

自分を見つめ直す二つの窓
本堂にて、有名な「悟りの窓」と「迷いの窓」の前で、ご住職の講話を拝聴しました。

円型の「悟りの窓」は、素直で何事にも対応しうる柔軟さを表し、角型の「迷いの窓」は四苦八苦を表しており、二つの窓は自分を見つめ直す修行の窓とのお話。
訪れる方の中にはさっと過ぎる方もいれば、1~2時間座っている方もいらっしゃるそうです。
着物を着て、静かな気持ちで見つめると、見えてくるものもまた違ったものになる気がします。

お茶とお茶菓子を出して頂き、ゆったりとした一時。

ご住職の「本堂は全て伏見城の床板を天井にしており、300年前そのままの形を残している」とのお話に、参加者からは「歴史上の史実が、京都では見て感じることが出来る」とのお声も。
現地でしか感じられない本物の貴重さを改めて肌で感じました。

”玉の輿神社”とも呼ばれる紫野の開運スポットを訪ねて

源光庵を後にし、今宮神社を参拝。

徳川将軍五代将軍綱吉公の生母 桂昌院の名は「お玉さん」と伝えられ、従一位という女性として最高位にまで昇り詰めた事から「玉の輿」の語義の起こりともされています。
桂昌院は今宮神社の再興にも力を尽くしたことから、今宮神社と縁があり、今宮神社は「玉の輿」にご利益のある開運スポットとしても有名になりました。

又、境内には織物の祖神とされる織姫社もありますので、着物好きとしては是非お参りしたいところですね。

茅の輪くぐりもして身も心もスッキリとして、パワーを頂きました。

創業400年のあぶり餅の老舗へ
最後に皆様お待ちかねの甘味のお時間です。
お訪れたのは、今宮神社に続く参道にあるあぶり餅の名店、かざりやさん。

甘しょっぱい白味噌の香ばしいお餅は何本でも頂ける美味しさ!

素敵な和の空間の中で、正に “花より団子” の時間を満喫し、お話も弾みました。

輝く青紅葉の中で、お着物姿が映える美しいお時間でした。

お時間は京都店からの移動を含め3時間程でしたが、日常を離れ、素敵な空間に身をゆだねる時間となりました。
非日常感は着物姿であればなおのこと。

ご参加下さった皆様、誠に有難うございました。

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