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もっと気軽に、浴衣で劇場へ。「浴衣でギア - GEAR -」キャンペーン

もっと気軽に、浴衣で劇場へ。「浴衣でギア – GEAR -」キャンペーン

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京都のまちのど真ん中で、10年もの間、同じ公演を上演し続ける小劇場があるのをご存知ですか?日本演劇史上初のロングラン公演回数3,500回を突破した、ノンバーバル舞台『ギア - GEAR - 』の専用劇場です。「浴衣でギアに、ぜひお越しください」― ある日、劇場からきものと編集部にそんな招待状が届きました。

京都のまちのど真ん中で、10年もの間、同じ公演を上演し続ける小劇場があるのをご存知ですか?

日本演劇史上初のロングラン公演回数3,500回を突破した、人気のノンバーバル舞台『ギア – GEAR – 』の専用劇場です。

きもので小劇場での公演へ。
きもので小劇場での公演へ。場所は、ずっと気になっていた三条通のレトロビル3階

「浴衣でギアに、ぜひお越しください」

ある日、劇場からきものと編集部にそんな招待状が届きました。

ノンバーバル舞台『ギア – GEAR – 』とは

ギア 舞台
日本演劇史上初のロングラン公演回数3,500回を突破した、人気のノンバーバル舞台『ギア – GEAR – 』

ノンバーバル(non-verbal)とはあまり耳慣れない表現ですが、「ことばを使わない」「ことばに頼らない」という意味です。

表情や動きだけで物語を表現する。
至近距離で体感する超絶パフォーマンスは、ライブ感たっぷり!

『ギア』は、言葉を一切使わず、表情や動きだけで物語を表現するのが大きな特徴で、大人から子ども、さらには海外からの観光客まで幅広く楽しむことができる舞台。

光や映像と連動したマイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングによる迫力のパフォーマンスを超至近距離で体感できることから、子どもから大人まで、さらには外国からの観光客までも、文字通り誰でもが言葉の壁を越えて楽しめるエンターテイメントなのです。

誰でもが言葉の壁を超えて楽しめる
マイム、ブレイクダンス、マジック、ジャグリングのプロが技を競い合いながら役を演じる

「浴衣でギア」キャンペーン

この『ギア』に、この夏、期間限定の浴衣割引キャンペーン(夏着物も対象)が実施されます。

「浴衣でギア」キャンペーン

「浴衣でギア」キャンペーン 概要

一般     S席 6,800円 → 5,800円
小中高生   S席 4,800円 → 3,800円

対象期間:
2022年7月2日(土)〜8月31日(水)

利用方法:
◎前売券をご購入の場合
各種プレイガイドにて、チケットをS席通常価格にてご購入ください。浴衣でご来場のお客さまには、1,000円をキャッシュバックいたします。(但し、他のキャペーンや割引との併用はできません)

◎当日券をご購入の場合
浴衣でご来場の際、受付にて割引料金で精算いたします。
*浴衣・着物でご来場のご本人さまに限り、適用します。
*S席のみ対象です。
*他の割引との併用はできません。
*未就学児のチケットは割引対象外です。

詳細はこちら → 「浴衣でギア」キャンペーンHP

祇園祭のクライマックス、宵山〜山鉾巡行の日やお盆時期にも公演を実施!

京都のまちでは、タクシーや飲食店など、きもので特典を受けられるサービスが時々ありますが、『ギア』では、過去にも「きもの割引」が行われています。どういうきっかけからきもの割引のキャンペーンが始まったのでしょうか。

劇場の小原悠路さんにお話をうかがいました。

「京都という土地柄、時々、舞妓さんや芸妓さんもご来場になるんです。客席にきもの姿の方がおひとりいらっしゃるだけで、パッと京都らしい華やかさが生まれて、お迎えする私たちも、演者たちも、他のお客さんも、なんとなくうれしい。

そんな景色をもっと増やしたいね、と考えたのが、きもの割引や浴衣割引のキャンペーンです」

飲食店以外に、意外と夜の観光スポットが少ない京都のまち。新型コロナウイルス蔓延前は、海外からの観客が客席の1/3を占めるほど、観光のお客さんが多かったといいます。

舞台は1日2回。公演時間は90分。
夕食前のアペリティフ(食前酒)感覚で気軽に楽しめる時間設定も人気のポイントです。

中には、10年で100回、200回と繰り返し足を運んでいるコアなファンもいらっしゃるのだとか!

「せっかくの京都だからきものでお出かけしたい、という方もたくさんいらっしゃいますよね」

気軽に、でもゆったりと安心に。
幻想的な光の演出と、ポップで切ない感動のストーリー

ところが、2020年の春からは、パンデミックによる自粛期間が続きました。

「当劇場も、3か月にわたり休館しました。でも、その期間を活用して客席の大改修をしたんです」

もとはぎゅうぎゅうに100席だった客席を、ゆったりとくつろげる72席に。

そして落ち着きを取り戻しつつある今、京都観光も、府内、近県から少しずつ観光客が戻り始めています。

「過去にぎゅうぎゅうの客席を体験された方にも、ぜひ再び訪れてみてもらいたいです(笑)」と、小原さん。

気軽に、でもゆったりと安心に。
今のお出かけ気分にぴったりのエンターテイメントといえるかもしれません。

きものが似合う、アール・デコ様式の建物

『ギア』の専用劇場がある「1928ビル」は1928(昭和3)年に毎日新聞社京都支局として建設され、83年には京都市登録有形文化財にも登録されている、有名な建造物。

98年には新聞社が移転し、一時は解体の危機にさらされましたが、耐震改修や内装のリノベーションなどが行われ、今も『ギア』専用劇場のほか、レストランやアパレルショップ、ギャラリーが入り、商業施設として活用されています。

歴史ある「1928ビル」
歴史ある「1928ビル」は、和姿と相性抜群のアールデコ調レトロビル

関西建築界の父ともいわれる武田五一による設計で、旧社章を象った星形の窓やバルコニー、正面入口のランプカバーや床のタイルなど様々なデザインには、アール・デコの影響が。

つい写真を撮りたくなる、とてもすてきなレトロビルなのです。

「ギアの作品内容には、ニンジャやフジヤマといったわかりやすい和の要素は一切入れていないんです。それでも、演者のパフォーマンスや絶妙な間とバランス、ストーリーのどこかに日本の文化を感じてもらえていて、それが感動につながっているのだと確信しています」

と小原さん。

きもの姿と相性抜群のこのビルのもつ気配も、その一役を担っているのかもしれません。

ギアの作品内容には、和の要素は一切入れていない。
大きさや色、形の異なる歯車(ギア)が互いに噛み合い、絶妙なバランスで繋がっていく

「私たちの夢は、この三条通を日本のブロードウェイにすることです」

ロングラン公演10年のみならず、日本オリジナル作品史上初となる公演回数3,500回突破、小劇場では異例の観客動員数26万人を記録するなど、前人未到の記録を更新し続ける『ギア』の夢は、まだまだふくらみ続けているようです。

和装で歌舞伎やお能を観劇するのは、自分にはまだハードルが高いかも……。
そんな風に尻込みしている方も、この劇場なら気軽に足を運べそうですね。

さて、どんなコーディネートでお出かけしましょうか?

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