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誕生日ディナーを着物で。『L'Effervescence レフェルヴェソンス』 「あの人と、着物でごはん食べ」vol.1

誕生日ディナーを着物で。『L’Effervescence レフェルヴェソンス』 「あの人と、着物でごはん食べ」vol.1

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金木犀の、爽やかで少し甘い香りを感じながらゆっくりと歩くー 誕生月のディナーは、フレンチレストラン『L'Effervescence レフェルヴェソンス』へ。とびきりの席にあわせて刺繍のお着物に金糸の袋帯…と、煌びやかな組み合わせにしてみました。

金木犀の、爽やかで少し甘い香りを感じながらゆっくりと歩くー
今日行くレストランの予約は、開店時刻ちょうどの17:30。
最近は17時を過ぎたとたんに日が落ちるスピードがとても早くて…もう秋も深まりつつあるんだなぁと実感させられます。

表参道駅から車で5~10分ほど行った西麻布の閑静な住宅街、コンクリートの造りがスタイリッシュなお店の入り口に到着します。

leffervescence外観
入口にて

今月は私の誕生日があるので、少し早めだけどお祝いのディナー。
前からとても来たかったフレンチレストランは、とびきりのご褒美。

店名がライトアップされているその左側の小路を進み店内へ。

お店へ続く小路
ダイニングルーム

受付で羽織りものを預け、かなり照明を抑えたダイニングへ。

今日は、このとびきりの席にあわせて、刺繍のお着物に金糸の袋帯。
普段は着ることも少ない煌びやかな組み合わせにしてみました。

左袖を見つめる
テーブル着席

(ディナータイムでダイニングの照明も暗いかなと思い、お着物の色を明るめにしたこともポイントです)

ヘアセットも、いつもより前髪を立ち上げ横に流して艶やかに。

テーブルに着いてまず、粕取り焼酎がベースのジンを使ったカクテルと、ウェルカムフードの野菜チップスをいただきます。

カクテルをいただく1

目の前でまるで…

薬草を煎じるかのような作り方!

カクテルをいただく2

色も薄い煎茶のようで、爽やかなカクテルで最初の乾杯。

お食事のはじまりは…

”黒トリュフ、ポルチーニ茸のクリーミーなソースが入ってる揚げパンで”

上には雲丹がのっています。
七輪であたためたものを目の前で出していただいた瞬間、とても強い磯の香り!!
熱々を手でつまんでぱくり。

こだわりお野菜

続いて…

”敬愛する素晴らしきArtisan(職人)たち”

日本各地の農家の方々のお名前と、農園が記されています。

お野菜リストを眺めて…

この一皿にこんなにもたくさん、50種類ものお野菜がのっているのです!!

そして次には、レフェルヴェソンスのスペシャリテである、

”蕪を複雑に火を入れて シンプルに”

をいただきます。
とてもみずみずしくて甘い!

スペシャリテの蕪をいただく

お料理にあわせて白ワインを。

続いてはメイン1品目。

”甘鯛とその骨のフュメ”

甘鯛とその骨のフュメ2

出していただいた瞬間、山椒のよい香りが!!(一番ときめいた表情しているかも)

食べる前から絶対好きな味だ~とニコニコ。最高に美味しかったです。

メイン2品目。

”蝦夷鹿ロース”

全くクセのない蝦夷鹿のお肉。
ミズナラで焼いているそうで、かすかな薫香がとても上品。
甘酸っぱいソースに茗荷と紫蘇の花が、爽やかに引き立てます。

蝦夷鹿ロース
赤ワイン

”シャトー・レオヴィル・ポワフェレ 2008年の赤”

とともに。

お料理の締めは、

”松茸のリゾット”

炙りたての松茸のスライスがとってもいい香り。

リゾットの風味づけ材料

海水そのものをスプレーし、スダチと鰹節も少々…
リゾットだけど和食のよう。

最後はチーズ。

すべて国産のチーズ

すべて国産だそうです!
めずらしい…

そして… 

バースデープレートとブーケでお祝いしてもらいました!!

BDプレート

ステキな誕生日が迎えられそうです。うれしい~!

最後にデザートと…

デザート
宗和流

お茶(宗和流だそう)を点てていただきました。

フレンチだけど和を強く感じることができる空間とお料理、
スタッフみなさんの笑顔とホスピタリティもとてもきめ細やかで、心地よくステキな時間を楽しませていただきました。

お茶をいただく
お菓子つまむ

ありがとうございます、ごちそうさまでした!!

~ 本日のコーディネート ~

着物裏地

◆着物(四季の花の刺繍)

これだけの刺繍だと袷に仕立てることが多いようですが…どうしても単衣にしたくて、裏地をつけて仕立ててもらいました。胸回りは1枚なので、袷よりは少しばかり涼しく感じます(それでも暑かった…)。
10月は袷の時期ですが、昨今はその時の気温に柔軟に対応し心地よく過ごすことを優先されている方も多いのと、数年前に晴れの日用に誂えたこのお着物を選びました。

帯

◆帯(秋草模様の袋帯)

金糸が華やかで豪華ですが柄が上品な印象の袋帯を選びました。

帯揚げ帯締め

◆帯揚げ

何年か前に、ふるさと納税をした時の返礼品。薄いグリーンで爽やかに。

◆帯締め

クリーム色と藤色のぼかしが綺麗で、何にでも合わせやすく重宝しています。

◆草履

ぜん屋さんで購入したもの。薄ピンク色で何にでも合わせやすい。

利休バッグ

◆利休バッグ

宝尽くしの白い利休バッグは、吉祥柄で晴々しい。

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