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相澤慶子先生による単衣・夏物コーディネート講座

相澤慶子先生による単衣・夏物コーディネート講座

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きものSalon編集部にて長年培われたノウハウを元に、女優・著名人の公私のきものスタイリングを行い、「女優きもの 誰より美人に見せる、ひみつの法則」を上梓された相澤慶子先生にお越しいただき、大阪梅田店第1弾 夏物コーディネート講座を開催いたしました。

衣替えを迎えたばかりの6月2日。
梅雨入り前だというのに夏日のような一日となりましたが、半数以上の参加者さまが素敵な和の装いでご参加くださいました。
会場となった大阪梅田店には相澤先生が丸二日かけてセレクトした夏のコーディネートがずらり。壮観です。
爽やかなブルーの縦ぼかしの単衣をお召しになった相澤先生がご登場。
参加者さまがやや緊張気味なのを察してか、雑誌撮影の裏話などをユーモラスに交えつつ、緩やかに講座がスタート。

実際にご用意いただいたコーデ例のポイント解説に、皆さん頷きながら聞き入っていました。
「上質なワンピースのように小紋を着てほしい」と小紋の格上げコーデや、「帯に歳なし!」と華やかな帯や可愛らしい帯も大人コーデに取り入れる提案はすぐにでも取り入れてみたいアイデアがいっぱい。

着物好きの方が陥りがちなお悩み「お母さんの大島紬、どう着る問題」では、【かはひらこ】さんのトンボ柄の帯を合わせて、都会にも似合うモダンなコーディネートで解決。
「トンボの目の色に合わせてジュエリーを選んでも素敵だと思いますよ」と遊び心のある上級テクニックも教えていただきました。

参加者さまの質問タイムの前に、本日の相澤先生のコーディネートのポイントを伺うと、【桝屋高尾】さんで誂えたクリシュナ神が織り描かれた帯とのこと。インドのモテモテの神様にあやかって、たくさんの皆さまにお集まりいただけるようにとの想いを込めたセレクトだそうです。また、「きものを選ぶのにいっぱいいっぱいで、息切れしてしまう方が多いのですが、帯は装いの場面を決める大切なものです。帯から選ぶつもりでコーディネートすると良いですよ」との金言も。

お着物は【秦流舎】さんで別染めされた御召し、思わずはっとするイエローの帯締めは【有職組紐 道明】さんの「水鏡」と、さすがの着こなしです。
「素敵なコーディネートの方ばかりだから、ぜひ今日のポイントを伺ってみたいわ」という相澤先生の一声で、お着物の参加者さまにはコーデのポイントを、お洋服での参加者さまには、「今日、もし着てくるならこれを着た」というエアコーデ(!)をお話いただきました。

帯締め帯揚げの合わせ方や色選びの極意や、帯コーデのお悩みにも具体的に何通りもの例を実践してくださり、参加者の皆さまが着こなしの広がりにワクワクしていらしたのが印象的でした。

現代の和のコーディネートを、独自のセオリーにまとめ上げた「女優きもの 誰より美人に見せる、ひみつの法則」は女優さんの着こなしを眺めているだけでも十分楽しめますが、一握りの女優さんにしか着こなせないようなコーディネートではなく、実践的な着こなしのコツが満載。
今回の講座にご参加の方には1冊ずつお持ち帰りいただきました。
失敗しないよう無難にまとめるのではなく、どこか周囲と違う着こなしでハッとさせてくれる「女優きもの」。
その匙加減を知る1時間半の集中講義は大盛況のうちに終了。
これからの皆さまのお着物ライフが、ますます自信と美に溢れたものになりますように。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

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