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着物を楽しむローズカラー! 襟の衿秀さんによる説明会 in京都きもの市場 銀座店

着物を楽しむローズカラー! 襟の衿秀さんによる説明会 in京都きもの市場 銀座店

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衿の付け替えをファスナーで行う?
実は着物好きの方々にご愛用者が多い、襟の衿秀さんの『ローズカラー』。今回、衿秀さんによる初の説明会がございましたので、銀座店のお客様にレポートをしていただきました。

お着物好きのみなさま、『ローズカラー』ってご存知ですか?
ファスナーで半衿の付け替えが完了できる、画期的なファスナー付き襦袢のことなんです。
今回銀座店さんで、京都衿秀さんから『ローズカラー』についてのお話を伺えると聞いて行って来ました。
レポーター / 石神なほみ

元国際線のCA。
現在は発酵食の講師。
着物を着る事が大好きです。
素敵な着物姿の方々に恥じないよう、今着物の柄やアレンジのお勉強中です。

ミントグリーンのステキなお着物をお召しになられ、『ローズカラー』についてお話しくださったのは衿秀の営業担当佐藤さん。
佐藤さん、実は今の『ローズカラーき楽っく』の開発者さんでいらっしゃいます。
『ローズカラー』は、実は60年位前から販売はされており、もともとは二部式の襦袢だったそう。

人気はあったものの、今の時代により合う便利な物にしたいと、10年ほど前に佐藤さんが中心になり新しい『ローズカラー』が出来上がりました。

袖も取り外しが出来たり、柄を変えられたりするなど、着物を着るみなさまの「あったらいいな~」が形になりました。

「魔法の襦袢と言ってもいいかも」と佐藤さん。

『ローズカラー』の特徴をいくつかまとめてみました。

・半衿の付け替えがファスナーでできる
・衿芯がいらない
・伊達締めがいらない
・マジックテープで袖が付け替えられ、裄の長さも調整可能
・汗をかきやすい所に汗取りが付いている
・伸縮性があり、静電気の起きにくい生地
・沢山の柄、生地が選べる
・襦袢を洗濯機で丸洗いできる

などたくさんあります。

着方も実に簡単です。
衣紋抜きに紐を通すと自然に衣紋がU字にきれいに抜けると同時に、胸とお腹の部分がしっかりと引き締まります。伊達締めが必要がないんです!
裾も前側が少し上がっていて、足さばきが良いようにデザインされています。

で、もちろん衿元はシワもなくピンときれい。
身体にピタッと吸いついているよう。
当然上に着る着物と半衿が美しくなじんで、本当にきれいな着姿に。
お茶席など正座をする場面等を想定して、足回りはバイアス生地で伸びるように工夫をされ、静電気も起きにくく、動きやすくなっているそうです。

お茶の先生のお話が印象的でした。
その方は最初『ローズカラー』に好意的ではなかったそうですが、実際に使われて感激され、お褒めのお言葉をくださったそうです。
お着物に慣れ親しんでいる方々にもその良さをわかっていただけるんですね…納得できます。
半衿、お袖ともに本当にたくさんの柄があり、「ネクタイを変えるように衿を変えてほしい」と佐藤さんはおっしゃっていました。
私も今まで、半衿をつけるのが少し面倒でしたが、ファスナーで付け替えられるので楽しく着物のコーディネートができますね。
実はご自分のお持ちの襦袢や半衿にファスナーをつける加工をすることもできるんです。
お気に入りの襦袢をよりお洒落に着こなすのもすてきですね。
若い方々にも着物を来て欲しい思いから、お値段も手頃。
サイズはS ・M・ Lがあり、「着丈で選んで下さい」とのこと。
「お役に立てたらうれしいから」と、色々相談にのってくださるそうです。

半衿はスワロフスキーを付けたキラキラな物や夏用もありました。
鼻緒にも同じスワロフスキーが使われていたり、本当に洋服感覚で、遊び心がくすぐられますね。
ちょうど、私も半衿をいろいろと集めたいなと思っていたので、見ていたらどれも欲しくなってしまいました!
イベント当日は、お客様が絶えずいらしていて大人気の『ローズカラー き楽っく』。
「もっと着物を快適に」という衿秀さんの思いが、お着物好きなお客様方にしっかり伝わっていると感じました。
『ローズカラー』、本当にいろいろと考えられていて便利です。
これなら日常に着物を取り入れやすいですね。私もすぐにでも着物を着たい気持ちになりました。
『ローズカラー』から感じる着物への愛。
衿秀の佐藤さん、すてきなお話をありがとうございました。

ローズカラー以外にも、すてきな小物が400点以上!

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